暗闇の人
俺がまだ教団に入って間もない頃に俺はキミと出会ったんだ・・・・・
自分のほうが少し先に教団に来たってだけで年下のくせにお姉さんぶって・・・けど、どこかやっぱり子供みたで・・・
いつもいつも、
「ラビぃ──(泣」
とかいって俺の所へきてたんだっけ・・・?
それなのに・・・それなのに・・・
「ー。 ちょっといいか? 室長が呼んでるんだ」
「ぁっはぃー。分かりましたすぐ行きますぅー
ごめんね、ラビ。
私コムイさんの所にいかなくちゃ また後でね」
「ぉー いってらっさぁーい」
俺は笑顔のキミに手を振って送り出した
けれど、帰ってきたときのキミの表情はさっきとは全然違ってて・・・・
なんだかすごく不安そうな顔をしていたんだ。
「 ────でね、今回はLv3のアクマがいるらしいんだ。だから危険な任務になるけどいけるかい?」
「・・・・・はいっ 大丈夫です。いけます。」
「そうか、頼もしいな。この任務は急を要する任務なんだ。準備が出来次第出発してくれ。」
「はいっっ!!!」
扉を開けて出てきたキミは俺がいることに気付いたのか、走ってやってきたかと思うと
「あのね、 私今から任務なんだ。 “急を要する任務”・・・なんだってぇ
それにね、Lv3のアクマもいるらしいんだぁ・・・
・・・・それでね、ラビ 」
「ん?」
「私、コムイさんに“大丈夫”っていっちゃったけどほんとは・ね、帰ってこれるか不安だよ。
それに少し怖いんだぁ・・・・
私Lv3以上のアクマとまだ戦ったことってない・・・から」
「だぁーいじょぶさっ ちゃんならさ、アクマなんてすぐぶっ壊して帰って来れるって♪」
・・・俺は何て無責任なことを言ったんだろう・・・
あいつの代わりに俺が行くって言えばよかったんだ・・・・・
それなのに俺はッ・・・
俺はまた大切なものを無くしてしまうのか・・・?
昔の俺と同じ様に
嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ
「もう・・・俺は大切なものを無くしたくはないんだ・・・」
「 っ・・・! 」
俺が何度名前を呼ぼうと、返事を返さない。
それどころか君は目を開ける事さえもしようとしない。
「お前はブックマンの継承者であり、その他の何者でもない
戦争にはまるな
何事にも傍観者であるのだ」
・・・・・わかってるよ・・・・
けどサ、俺はブックマンである前に人間でもあるんだ・・・・
なぁブックマン・・・
今ぐらいは・・人間として生きても、いいだろ・・・・?
・・・・一滴の涙とヒトとしての心と共に、君に別れを告げよう・・・・
────────────────────────────
+あとがき+
ここまでお付き合い頂きありがとうございますvv
ふぅー
やっと完成ですよラビ夢。
初めての死ネタですけど、いまいちですね・・・・;;(ってかコレ死ネタなんだろうか・・・?(不安 )
良い夢小説がかけるようにがんばろうと思いますッッ;;
----
遅くなってすいません;;
キリリク1313hitのラビ夢ですッッ
微妙な仕上がりですが、自分なりには一生懸命かいたので良ければお持ち帰り下さいませ
涼宮さまのみお持ち帰り可
-------坂未 梨以------